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「私を責任者にしてくれたら、今の300倍働きます」-遊ぶように働く事業責任者の仕事観

イードでは21ジャンル72のメディア・サービスを運営中。積極的なM&A、社内での新規サービス立上げを行ってメディア・サービスを増やしていく方針です。

そんなイードに、2/1に新たに仲間入りしたお酒のメディア「nomooo」。nomoooがイードに加わる前に、社内ではこんな投稿がメディア事業本部長の土本からなされました。

nomoooの事業責任者をWanted!

何名かの応募があり、その中から事業責任者に選ばれたのは杉山薫子さん。杉山さんは2018年にイードに入社し、現在は教育業界向けメディア「ReseEd(リシード)」の編集長を務めています。「え、編集長なのに他のメディアの事業責任者もやるの?めっちゃ大変じゃない?」…どういった想いでnomoooの事業責任者に応募したのかを本人に訊きました。nomoooの業務を「趣味が半分の仕事」と話す杉山さんのインタビュー、ぜひ最後まで御覧ください。


ーー社内でnomoooの責任者の公募をされていました。公募を見たときの感想を教えて下さい。

わ、やりたい!って率直に思ったのですが、nomoooがイードに加わるのが2月の頭で。私が編集長を務めているリシードのメンバー2名が産休と育休に入るタイミングと重なっていたんです。今ここで私がnomoooを担当することになったら、リシードをがっつり担当する人がいなくなってしまうぞ、と。

土本さんからシェアされた公募の中に「上長への相談は不要、応募の秘密を厳守します」と書いてあったのですが、リシードの編集長という責任ある立場の私がこの状況で応募するのはどうだろうと思い、事前に私の上長である田村さんに「nomoooに興味はあるんですけど、どうしようかと思っていて…」と相談したんです。

杉山さんが事業責任者を務めるnomooo。「お酒のある生活をもっと楽しく」をコンセプトにお酒にまつわる情報を発信している。

ーー田村さんはその時なんとおっしゃっていたのですか?

「やりたいと言うと思っていたよ(笑)。自分がやりたいメディアを担当できるチャンスはなかなかないから、すごく忙しくなると思うけどチャレンジしてみたら。」って、背中を押してくれました。あと、社内公募がある1週間前に占いで仕事運を見てもらったのですが「今年は思いっきりやりたいことをやったほうがいい」って出たんですよ。これはやるしかないな、と。

田村さんと話した後に、すぐに土本さんに連絡していましたね。私を担当にしてくれたら今の300倍働きます!と意気込みを伝えました。

ーー杉山さんの軽やかさと、田村さんと杉山さんの絆を感じるエピソードですね。

はい、私の希望を汲んでくれてとてもありがたかったですし、それがあったからこそ応募に一歩踏み出せました。

nomoooの事業責任者に応募したのは、決して今の仕事がつまらないから、というわけではなく、むしろとても楽しいのですが、私、お酒が大好きで…ちなみに一番好きなお酒はこのラム酒です。

杉山さんイチオシのお酒、ラマ二―。

杉山さん宅のお酒コレクション。奥にも酒瓶が並んでいる。

ーー単純にお酒の味自体が好きなんですか?

そうだと思います。でもお酒ならなんでもいいというわけではなく、美味しいお酒を飲んでいい気分になりたいんですよね。無駄な肝機能を使いたくないというか…

それとお酒の場の雰囲気も大好きで、仕事の改まった雰囲気がちょっと柔らかくなって、お互いのことを深く知る機会になると私は思っています。大人数で飲むのも好きですが、ひとりでゆっくり飲み歩きするのも良くやりますね、新しい出会いがたくさんあって楽しいです。

ーーふと質問が湧いてきたのでお聞きするのですが、お酒のために仕事頑張ってる!と言う感じなのでしょうか?

それはありますね(笑)。1日頑張ったからお酒を飲もう!みたいな。コロナでなかなか大手を振って飲みに行きづらい雰囲気はありますが、大好きなお店のマスター元気かな、今日は水曜日だからあのお店には常連さんがいるだろうな…とか考えながら、そのおかげか、15時以降は集中して仕事に取り組めています(笑)。

仕事が終わった状態で気持ちよく飲みたいですし、コロナで好きなお店がなくなるのは悲しいですし、応援したい気持ちが強いですね。

お酒への愛を語る杉山さん。

ーーお酒が大好きだということがよく伝わってきました(笑)。リシードの編集長、nomoooの事業責任者、2つのかけもちは大変だと思うのですが、いかがですか?

忙しいけど、とても楽しいですよ!これまでの4年間、教育業界をフィールドに働いてきて、業界の知識もある程度は身に付きましたし、積み上げてきたクライアントとの関係性もあってスムーズに働けていますが、「仕事」という感覚があって。業界の情報収集は、「仕事のため」に行っている感じでした。

一方、nomoooに関しては「趣味が半分の仕事」と感じています。お酒についてもっと知りたい、これってどうなっているんだろう?と好奇心がどんどん湧いてくる。nomoooの担当になる前から、プライベートでスマホを眺めていたらお酒の最新情報が自然とインプットされている状態でした。まだnomoooの担当になって2ヶ月しか経っていないですが、趣味が仕事に活きているなと。

ーー代表の宮川がよく「仕事を人生最大の遊びに」と言っていますが、まさしくそれを体現されていますね。忙しさの中にも楽しさがあるのを感じます。

nomoooがイードに加わったタイミングで引き継ぎ案件が5~6件入ってきて、それにプラスして年度末のリシード案件もあり忙しかったのですが、最初のタイミングはキッズ&ファミリー事業部の皆さんもフォローしてくれて…感謝の気持ちでいっぱいです。やらなければいけないことはいっぱいありますが、お酒というやりたいこともできているので、忙しさで参っている、ということはないですね。

教育とお酒って、ある意味で正反対のポジションだと思うんです。そのおかげか、いい感じに脳を切り替えながら仕事が出来ている感覚があります。リシードで文科省のリリースを見て、そのあとにnomoooでお酒の記事の構成を確認する。かなりメリハリがついていい気分転換になります。

ーー忙しい中でも、仕事をする上で心がけていることはありますか?

レスを早くするのは常に意識しています。メールやチャットは来た瞬間に返信をしているので、「あの仕事をやり忘れた!」という状態をないようにしていますね。あとは、1~2年目のときに仕事をかなりこなしていたので、その頃に比べると…という感じはあります。リモートワークが中心になり、移動時間がなくなりアポの合間に作業もできるので、うまく時間を使えるようになった気がしますね。出勤ありの世界に戻ったら、大変な気がしますけど…(笑)。

ーーnomoooではどういった業務をやられているのですか?

今は私と編集長の2人でnomoooを運営しています。その中で私は、営業案件の進行や新規クライアントへの提案活動をメインに、アクセス数を伸ばすためにどういったコンテンツを作っていけばいいかを編集長と議論したり、人手不足なのであればアルバイトの採用を手配したりと、事業を伸ばすための打ち手を考えながら、メディア運営のためにどれくらい原価がかかるか、といった、出ていくお金の管理も行っています。

ーーなるほど、ビジネスサイドをメインに見ているわけですね。これまでの経験が活きていると思うことはありますか?

リシードを運営する中で、記事1本を作る原稿料はこれくらいかかるから、記事製作全体にこれくらいお金が使えるな、等の金額感の感覚が少し身に付いたので、収支のバランスを見る=利益を出すために何をすればいいかを考えられるようになりました。いくら私がお酒を好きだからと言っても、あくまでも事業ですから、そこはしっかりとハンドリングしながら仕事をしていますね。

ーーnomoooで今後やりたい企画、展望などありますか?

具体的なところで言えば、私の友達に酒場巡りをしているYouTuberの方がいるので、その方の動画を紹介する記事とか、料理好きな方にお酒に合うおつまみを作ってもらう連載を展開してそれを書籍にしたり、タレント性のある方に酒場を紹介してもらう記事とか…やりたいことはいっぱいあります!

多種多様なメディアがあるイードだからこそやりたいなと思っているのが、お酒×アニメ、お酒×映画…など他メディアとのコラボはやりたいですね。これはイードでしかできないことだと思います。例えば、この映画を観るときにはこのお酒が合う、とか、映画に出てきたお酒を紹介するとか…色々と幅は広がるかなと。イードだからこその企画をやりたいですね。

あとは、読者のコミュニティを作りたいです。読者の皆さんと、nomooo編集部がおすすめするお酒を飲みながら、例えばお酒造りに携わる人に来てもらって、想いをお話しいただくような、交流イベントが出来たらいいなと思っています。

ーーありがとうございました!