今回は21卒学生を対象に開催した1dayインターンシップについてレポートします。1日とはいえ、かなり盛りだくさんなプログラムになったと思いますので、ぜひ最後までご高覧ください。
1.イードメディア事業について
はじめの挨拶やグループ内の自己紹介を終えたら、メディア事業本部 本部長の土本より「イードのメディア事業について」お伝えしました。弊社はメディア業界の中でどのようなことを行っている会社なのか、次のワークの参考にもしてもらいます。
2.メディア業界マッピングワーク
メディア関連企業30社程のカードをお渡し。自分たちで調べてもらい、マッピングしていただきました。
媒体社なのか広告代理店なのかメディアレップなのか制作会社なのか…はたまたどれもやっているのか?
メディア業界には多くの企業が存在していてそこの棲み分けは明確ではありません。どの企業も色々な領域にチャレンジしているからです。
そのため、このマッピングワークに正解はないです。
それぞれのグループでそれぞれの考えた軸で分類してもらい、お互いの発表を聞き、様々な角度からメディア業界について知っていただきます。最終的には、メディア業界についての理解が深まる、企業研究のやり方として参考になるようなワークに設計しました。
知らない企業のことはもちろん、聞いたことのある企業が知らない事業に取り組んでいたり、サービス名は知っていたけど運営会社のことは知らなかったり、、皆さん最初は苦戦していましたが、「自分で調べる」「グループで話し合う」を繰り返しているうちに整理されてきて各々のマッピングを完成させることができました。
自分達とは別軸で分類をしているグループの発表を聞き、新たな気付きを得ることも。企業を一面ではなく多面的に知ることで、業界研究により深さを出せたのではないでしょうか。
3.ランチタイム ~現場社員との交流~
1日という限られた時間ではありますが、事業だけでなく会社や社員の雰囲気も知っていただきたい!
この想いのもと、弊社インターンでのランチタイムは現場社員との交流の時間を兼ねています。場所もインターンを行っている会議室から、オフィス内を通り抜け中央にあるコミュニケーションルームへ移ります。
ここでは入社1~4年目と学生さんに年齢の近いメンバーを呼んでいます。仕事現場に関するリアルな質問からプライベートなことまで様々な話をしているイメージです。いつもテーマは設けず、ざっくばらんに自然とお話してもらっています。
今回はインターン中だった4月入社予定の内定者がこのランチに参加したことも重なり、終盤は就活相談会みたいになっていました(笑)メンバーは特に飾らず明け透けと話をしてくれる人ばかりの本音トークだったので、少しでも今後の就職活動、そしてその先の社会人生活の参考になっていれば幸いです。
4.メディアブランディング ~あなたもメディア~
お昼休憩を終え、本日最後のワーク。こちらのタイトルを読んで疑問に思った方、説明します。
このワークは藤本智士さんの「魔法をかける編集」という本から着想を得ました。(以下抜粋)
あなた自身がどんな服を着て、何を身につけ、どんなものを食べ、誰と付き合い、何を話し、どんな行動をとるか。その一挙手一投足が、あなた自身からの発信であり、それはもはやあなた自身がメディアなんだということです。
藤本智士「魔法をかける編集」より
このように、藤本さんは究極のローカルメディアは自分自身であるとしています。
また、我々はメディアの運営において
・どんな情報を発信し
・どんな読者に見てもらい
・どんな立ち位置にいて
・どうなっていきたいのか?
を大切にしています。
これすなわち、ブランディングです。
メディアをアピールするうえで、ブランディングはとても重要な要素です。
これらを踏まえて、皆さんには「自分がどんなメディアか」を考えてもらったうえで「メディアである自分自身をブランディング」してもらいました。
午前中のワークの前に各チーム内で自己紹介をしてもらっていたのですが、ここからは改めて自己紹介してもらいます。時間も1人15分とかなりあるので、自分のバックボーンなど踏み込んだ内容が必要です。聞いている側も、本人の話した内容に加えて午前中のワークやランチタイムを通して感じた印象を本人へフィードバック。全員分終わるまで繰り返します。
これを就活っぽいワードでいうと、自己分析&他己分析になりますね。ただ、ブランディングという意識を持って取り組んでいただくことで今までとは少し違うものにしていきます。
まずは自分自身の事をどんな人間だと思っているのか?どんな情報を発信し、周囲にどんな影響を与えていると思うのか?というように、自分から見た自分を考える。それを自己紹介として話し、周りからのフィードバックをもとに他者から自分がどう見えているのかをリサーチ。どんな行動がその印象につながったのか、お互いに引き出し合っていき、1つの形にまとめてもらい発表です。
自分が思っていた自分と他人から見た自分が合っていたという方は、ブランディングがうまく出来ているということ。そういう結論に至った方は、ごく僅かです。反対に、自分は人見知りだと思っていたのに周りからは話しやすいと思われていたなど、逆の意見をもらっている人は多くみえました。
人間は多面的で、付き合いの長さや濃さによって一面しか見えていなかったり、色々な面を知っていたりしますよね。特段、今回はみなさん初対面同士。長年の友人とは違う捉え方をされている可能性もあります。その乖離している面は、初対面の人には伝わらない、一緒にいることでようやく分かる部分であるかもしれません。また、共通に受け取られている部分は自分の軸やポリシーとなりえそうです。
こうして自分はどんな人間でどういう風に見られたいのか。自分自身をメディアとしてブランディングしていくことによって、ただ自分を知るだけではなく、これからの自分を見据えることもできる。自己分析としてはさらにもう1歩踏み込めたものになったのではないでしょうか。
5.メディアの未来について
最後に、メディア事業本部 副本部長の森より「メディアの未来について」 の話を聞いていただきました。広告も見られないだけではなくブロックされる時代、そのなかでメディア業界はこれからどうなっていくのか、そして我々イードは何を目指すのか、をお伝えいたしました。
冬のインターンシップレポート、これにて終了です。
振り返ってみると、1日とは思えないほど色々な情報が詰め込まれていました。参加された皆さんにとって「濃度の高い時間」になっていれば幸いです。またこの時間が今後の就職活動において、そして社会人生活においてお力添えが出来ることを祈っています。