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自分のワクワクを大事に。自然体で描いた、私だけのキャリア。

21ジャンル84のWebメディア・サービスを運営するイード。そんなイードで、現在経営企画室で法務業務などを担当されている橋本さん。橋本さんの新卒からのキャリアと、イードの成長とともに起きた様々な変化や経験についてお話を伺いました。

就職活動中に「まだ見ぬ自分の未来に今どの選択がベストか分からない」と悩む学生の皆さんにも、なにかヒントになれば幸いです。

橋本さん

——まずは、イードに入社するまでのご経歴を教えてください。 

イードは3社目ですが、前職では広告営業をしていました。 
留学、転職、結婚、海外生活などを経て、同じく広告営業としてイードに入社し、現在はイードの経営企画で、契約書の確認といった法務業務から、経営会議など会社として必要な会議体の運営やコンプライアンス体制の整備の仕事をしています。 

新卒時代に身につけたこと 

——新卒で最初に入った会社はどんな会社だったんですか? 

新潟、長野、福島、岩手でタウン誌を発行している会社でした。 
就職活動のときに、地方発のこの会社が東京でインターネットビジネスを始めると聞いて、「なんだか面白そうだな」と思い入社を決めました。 

ただ、入ってみると、正直かなり過酷な営業環境で……。 
営業目標は月単位ではなく日割りで、1日の目標を達成できないと深夜まで営業を続けなければならない、そんなルールもありました。同期も多く入社しましたが、厳しさから途中で離れていく人も少なくありませんでした。 

——それは、かなりの環境ですね。 

そうですね。今の時代はこのような会社は少ないですし、自分に合わない環境を我慢する必要は全くないと思っています。 
でも、そんな中私は大変な状況ってどこに行ってもあるかなと思っていて。仕事が大変な時は、まず「その大変な状況をどうやったら楽しめるだろう?」と考えたほうがいいな、と比較的早い段階で思うようになったんです。意外とそんなふうに考えていると、大変な状況がいい方向に変わってきて、自然と仕事が楽しくなっていきました。 

当時の私にとっては、この会社の環境の中で「自分なりの楽しみ方」を見つけることができた、という意味で大切な経験だったと感じています。 

がむしゃらに走った新卒キャリアが「間違っていなかった」と思えた留学 

——その後、アメリカへ留学されたのですね。 

入社から4年、会社が上場したタイミングで、そろそろ「一区切りかな」と思いました。本当にがむしゃらに走り続けてきたので、少し立ち止まるつもりでアメリカへ行ってみようと。 

——留学で得たもので、大きかったことは? 

留学先では、大学のエクステンションでビジネス講座を受講しました。 
ビジネスを学問として学ぶ中で、それまで自分が感覚的にやってきたことが、「再現できる強み」に変えられると知ったことが、一番の収穫でした。 

新卒からの4年間、仕事をしていた時の私は、 
「どうすれば自分が楽しみながら目標を達成できるだろう?」 
「そのために今の自分に足りないものは何だろう?」 
「現実的に、次に取るべき行動は何だろう?」 
そういったことを常に考えながら働いてきました。 

ある日の授業で、その思考法が、「ディズニー理論」として整理され、ビジネス理論として体系化されていることを知りました。簡単に言うと「希望だけでもなく、現実だけでもなく、バランスの良い判断」を考え続ける思考法です。 
この時、「自分のやってきたことは間違っていなかったんだ。」と、経験が自信に変わりました。「あ、私の働き方って、ウォルト・ディズニーと一緒じゃん!」と(笑)。 
 

イードでは営業として入社。一年後に出産、そして総務へ。 

——イードにはどういう経緯で入社されたのですか? 

留学から帰国後、別の会社で2年ほど営業として働いていましたが、結婚を機に韓国へ渡ることになり退職しました。約1年、専業主婦として過ごす中で、「やっぱり日本で働きたい!」という気持ちが強くなり、就職活動を始めたときに出会ったのがイードです。 

当初は営業として入社し、自動車メディア「レスポンス」の広告営業を担当していました。広告主や代理店とのやり取り、新規開拓など、幅広く経験させてもらいました。 

——営業時代に一番大切にしていたことは? 

最初の職場で得た経験が、留学により自信へとつながっていたことから、それまでと変わらず、営業として目標を達成する必要がある状況の中で、自分・お客様、会社にとってベスト選択は何か、そのためには何をしなければならないかを常に考えながら行動するということを大切にしていました。 

気がついたら「法務もやっている人」になっていた 

——入社1年ほどで出産を経験されたそうですね。 

はい。私がイードで最初の産休・育休取得者だったこともあり、人事総務の方に産後3ヶ月ほどのときに「今後どう働きたいですか?」と声をかけてもらったことは今でも印象に残っています。その際、総務の仕事、特に契約書チェックを営業の経験を活かして手伝ってほしいという提案をいただいたんです。 

赤ちゃんとの生活も大事にしたい一方で、やはり働きたい気持ちも強かったので、生活とのバランスを考えつつ、産後4ヶ月目に総務として復帰しました。 

——そこから、どうやって仕事の幅を広げていったのでしょうか? 

営業以外の業務は初めてでしたが、「今、会社にとって何が必要なんだろう」「自分のこれまでの経験は、どこで活かせるだろう」そう考えながら、目の前の仕事を一つひとつこなしていきました。 

法学部卒でもないし、特別な資格があったわけではありません。当然に勉強する必要もありましたし、失敗もありました。でも、その時々の状況に対して何がベストかを考えながら進めていくと、これまでできなかったことも自分の経験として積み重り、周囲から頼られる仕事がひとつひとつ増えていくことが、私には楽しくやりがいとなっていました。 

会社が成長し、上場準備に入るタイミングで経営企画室が立ち上がり、今度は経営会議など会社として必要な会議体の運営やコンプライアンス体制の整備などにも関わるようになりました。気がつけば、営業とは異なる分野で、仕事の幅が大きく広がっていました。 

イードは、自分の思う道を歩んでいける会社 

——イードに長く勤め続けている理由は何ですか? 

辞めたいと思う理由が生まれなかった、というのが正直なところです。 
イードでは、その時々で新しい役割やチャレンジが自然と生まれ、次から次へと成長できる機会が目の前にありました。飽きる暇がないまま、今に至っています。 

会社の変化だけでなく、自分自身の変化にも寄り添いながら、自然にキャリアを描いていける文化があり、それを受け止めてくれる人たちがいる。それが一番大きいですね。 

——それを可能にしている理由は? 

イードには、決められたキャリアパスがほとんどありません。その分、自分の意思や関心次第で、役割を広げていくことができます。 

また、自身の仕事を楽しんでいる人が多く、新しいビジネスやアイデアについて相談を受けることも多いのですが、私も法務・管理部門という立場ではありますが、そうした仲間のワクワクや挑戦に関わることができるのが、とても楽しいですね。 

目の前の選択を自分の意志で 

——最後に、学生の皆さんへメッセージをお願いします。 

就職活動では、「将来、何をしていたいですか?」と聞かれることが多いと思います。でも私自身、明確な将来像を描いていたことはほとんどありませんでした。 
ただ、その時々で「今の自分が何をしたいか」、「自分が何にワクワクするか」という直観を大事にしながら、目の前の選択を重ねてきました。 

振り返ると、それらの自分の選択が5年、10年、今へと繋がり、いつの間にか「自分だけのキャリア」になっていました。 

今、目の前にある仕事や環境にどう向き合うかを真剣に考えて行動していくと、自然と未来が開けてきます。 

ワクワクする将来を思い描くことは、とても素敵なことだと思います。 
でももし、まだ見ぬ未来に思い悩んでいる場合は、その悩んでいる時間を「今の自分が何をしたいか」、「自分が何にワクワクするか」を考える時間にあててみてください。 

今の選択が正解かどうかは、今は分からなくても大丈夫です。失敗したり、遠回りをしても、自分で考えて選んだ選択は、未来の皆さんが振り返った時に自分だけの最高のキャリアとして描かれているはずだと思います。 

取材・文:駒崎 玲奈 

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