Webメディアを中心に、21ジャンル・80のメディア・サービスを運営している株式会社イード。就職活動をする学生から見たイードの魅力はどのようなところにあるのか? 大学卒業を控え、今春(2024年春)の入社が内定している伊藤さんにお話を聞きました。
大学時代は“楽しみながらのチャレンジ”に没頭!
――まずは自己紹介をお願いします。
明治学院大学 法学部4年の伊藤です。政治学を専攻し、メディアが政治とどのような関わりを持つかなどを学びました。また、大学では教員免許も取得しました。
――学生時代はどのような取り組みに力を入れましたか?
大学で白金祭(学園祭)の実行委員につきつつ、さまざまな業種のアルバイトを経験し、若年層に向けた選挙の啓発活動を行うボランティアにも参加しました。
コロナ禍による外出自粛要請で思うように外出できない時期が続いていた頃に「せっかく大学生になったのに、このままじゃもったいない!」と感じたことが、積極的に動く気持ちに拍車をかけたように思います。
――活動的な学生時代ですね! 白金祭の実行委員ではどのような業務をされましたか?
1年生の時は大きなアーチを作ろうという話があったのですが、コロナ禍でオンライン開催することになり、立ち消えになってしまいました。その後は白金祭で上映するミュージックビデオを作る班に入り、学生団体でバンド活動をしている人たちに声をかけて音源を集め、映像をつけてMVに仕上げる活動などを行いました。
オフラインで開催できるようになってからは、出展してくれる学生団体との折衝などを担当しました。
――アルバイトで印象に残っているものはありますか?
塾で中学生の子たちに勉強を教えたことです。塾としては結果を出したいわけですから、塾の先生は大抵「勉強をしなさい」と話しますよね。しかし、生徒たちに話を聞いてみるとこちらがそう言うまでもなく、1日3時間くらいしか寝ずにがんばっている子もいます。
そんな子たちに向けて、睡眠時間を削ってまでする勉強は効果が薄いことや、大人の思惑に翻弄されるようなことがあっても、それに飲みこまれないよう少しずつ環境を変えていなければいけないことなどを自分の経験をまじえて教えました。
――そういうことを教えるよう指導されたわけではなく、能動的に教えたのでしょうか?
はい。困っている人が目の前にいると、自分にできることは何だろうといつも考えていますので。
――人のために何かをできる利他の精神があるのはすばらしいですね。選挙の啓蒙活動というのは、どのようなことをしたのでしょうか。
神奈川県庁が主催する「かながわ選挙カレッジ」に実習生として参加しました。参加した理由は、選挙は国民が最も政治と向きあうものであり、メディアが深く関わって大きな影響を及ぼすものであるからです。
活動の一つとして高校を訪れて模擬投票を行い、高校生たちに選挙について知ってもらうというものがありまして、企画を立てたり、進捗状況を確認したりという業務を通して事業を行う経験を実践的に積めました。
――さまざまな経験を積みましたね。伊藤さんをそれほどまでに突き動かしたものは何だったのでしょう。
経験は財産だと思っていますので、大学1年の時から「私はこういう経験を積みました」と胸を張って言える活動をしようと意識していました。それに、新しいことにチャレンジするのって楽しくないですか?
――「うまくできるだろうか」という不安な気持ちにはならない?
私は、楽しさや期待感の方がずっと大きいですね。根が楽観的だからかもしれません(笑)。それと、新しく何かを始める時に目的や目標が一つしかないことってあまりないと思うんです。
例えば、私は一時期英会話を習っていましたが、「英語を上達させる」という目標以外に「自分の知らない世界で知見を広げたい」という思いもありました。新しいチャレンジをする時は、そういう“サブテーマ”のようなものを考えたり、達成したりしていくのも楽しみの一つでした。
積み上げた経験は自分を守ってくれることも!
――イードはいろんなことにチャレンジできる社風ですので、“まずはやってみる”という精神はとてもマッチしていると思います! 就職活動は、いつ頃からどのような流れで行いましたか?
もともとエンターテイメント業界への憧れを持っていたこともあり、3年生の4月頃からテレビやラジオなどのメディア、舞台など、さまざまな形でエンタメを創出したりプロデュースしたりできる分野を志望しました。
そういった人気どころの分野はインターンシップに参加するのも難しく、就職活動を終わらせるのは冬までかかってしまいましたが……志望する業界・分野を最後までブレさせずにいられたのはよかったと思っています。
――就職活動を通して、特に大変だったことは?
強く志望していたところに最終面接で落ちてしまったのですが、それを通知するメールがよりにもよって教育実習中の最中にきたことです(笑)。メンタルはガタガタなのに、授業中に引きづらないようにするのが大変でした。
でも、「もし就職活動がうまくいかなくても、私には教員免許もある!」という思いもありましたので、積み上げた経験がお守りになることもあるのだと実感しました。
――「面接がうまくいかない」というような悩みを抱えることはありませんでしたか?
先ほどもお話ししたように根が楽観的だからか、面接で落ちたとしても「私が悪かったからではない」と思っちゃうんですよね(笑)。むしろ「就職活動はこういうものだ」と割り切るポジティブさが常にありました。
――くよくよせず、気持ちを切り替えられるのはいいことですね! 志望する会社を選ぶ際の軸となったものを教えてください。
「枠に縛られない働き方ができるか」、「事業に夢を持てるか」、「憧れることができる方がいるか」の三つです!
――イードのどういうところにそれらを感じましたか?
2週間のインターンをさせていただいて、個人に裁量権を与えてくれるワークスタイルであることがはっきりと伝わりました。これが一つ目です。
二つ目は、代表取締役の宮川さんのお話です。「20代は人生で1番知見を広げることができる時期」、「だからこそ20代のうちに様々な分野に触れ、人生を開拓してほしい」というお話が心に響きました。
三つ目は、選考中の2.5次面接で社員の方とランチ形式でお話しする機会に恵まれたことでした。将来的なビジョンをお尋ねしたら「信頼される人でありたい。自分という存在に価値を持っていたい」とおっしゃられたんです。
ビジョンというものは業務上の目標達成、特定のポストへの就任、事業を成功に導くことなどが普通だと思っていましたので、自己実現をビジョンに繋げられるのはすごく素敵だと思いましたし、私も自分のビジョンをしっかりと持ちながら働きたいと思えました。
自由だからこそ、相応の責任も伴われる社風がマッチ!
――2週間の内定者インターン(営業同行)をしてみての感想はいかがですか?
営業というお仕事には「(自社の製品やサービスを)ガツガツと売り込んでいく」イメージがありましたが、イードのみなさんは「クライアントとともに課題を解決したい」、「お互いにメリットを享受できる落としどころを探りたい」という姿勢をお持ちの方ばかりで、営業へのイメージが大きく変わりました。
商材のことだけではなくクライアントのことも深く理解し、さらに次につなげることを考えなければいけないのだと学びました。
また、個人の裁量で働けるからこそ責任をもって目標を達成しなければならないというマインドも強く感じられ、そういう気風も自分に合っていると思いました。
――入社してからの目標はありますか?
就職活動をするにあたって自分を見つめ直し、私がこれまでさまざまなことに挑戦できたのは“挑戦できる環境がそこにあったから”なのだと気がつきました。
一人前の営業になるのはもちろん、ゆくゆくはそういう気づきや学びを得られる社会を作れる人間になりたいですし、そのために自分ができることを模索していきたいです。いつかは、自分自身で媒体を立ち上げられたらいいのかな……と考えたりもしています。
――応援しています! 最後に、就活生にメッセージをお願いします。
就職活動はマッチングです。「働かせてくれる企業を探す」ではなく「自分に合う会社を探す/選ぶ」くらいの気持ちで向き合うことをおすすめします。
それと、就職活動は己を見つめ直して新たな自分を見つけられる最善の機会でもあります。私が「自分の経験はすべて財産なのだ」と気が付けたように、マッチングをする過程で新たな発見もできればなおのことよいのではと思います!