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地方×エンジニアの可能性を追求する – 新卒4年目エンジニアが語る自社開発の魅力

PCとネット環境があれば、場所を問わず仕事ができる――。
 テクノロジーの進化により、エンジニアの働き方はますます多様化しています。 今回は、島根県松江市を拠点に活躍する早水涼さんに、地方拠点ならではの働き方や自社開発の魅力についてお話を伺いました。

Profile
早水 涼 
2021年新卒入社。21のジャンル・80以上のWebメディアを展開するイードで、自社製CMSの開発・運用・保守を担当。 現在はCMSのエディター機能を中心に、メールマガジン配信機能の開発なども手がける。 趣味は読書やPCゲーム。休日はパソコンに向かって自作のプログラムを作ることも。


「地元」だからこそ集中できる環境がある

――地方拠点で働くことの魅力について教えてください。

「地方」というより「地元」という感覚が強いですね。松江で生まれ育って、今も実家暮らしで暮らしています。都会には確かにたくさんの選択肢があって便利なのですが、通勤ラッシュなど日常生活の慌ただしさを考えると、自分には合わないと感じていました。

地元の落ち着いた環境で仕事に集中できる。通勤の疲れを感じることなく、自分のペースで働ける。そういった点に魅力を感じています。

リモートワークで距離を感じさせないコミュニケーション

――具体的な働き方について教えてください。

松江オフィスには4名のエンジニアがおり、基本的にリモートワークで、必要に応じて出社する形です。週に1回、編集部やエンジニアが集まってグロスハックミーティングという定例会議があり、そこで新機能の要望を受けたり、進捗を共有したりしています。

場所に関係なく、東京本社の方々と日常的にコミュニケーションを取っています。実は社内には、北海道や静岡など、全国各地で働くエンジニアがいます。それぞれが自分の住む地域で、自分らしい働き方を実現しています。むしろ、島根だから、という距離感をほとんど感じることはありませんね。ノートPCとWi-Fi環境があれば、どこでも仕事ができる。それがエンジニアの強みだと実感しています。

自社開発ならではの成長機会

――新卒入社してから4年経ちますね、早水さんは入社時と比べてどのように成長されましたか?

入社時は学校で習得したプログラミングの知識はありましたが、実務では全く異なる経験をしました。例えば、チーム開発でのバージョン管理や、既存のライブラリやプラグインを活用した開発など、学校では経験できなかったことばかりでした。

入社2年目で、先輩が担当していたCMSのエディター機能の開発を任されるようになりました。要件定義から設計、実装、そして運用後のフィードバック対応まで、一連の流れを任せていただけるようになり、大きな成長を実感したことを覚えています。

自社開発の良さは、作ったものの評価を直接受け取れること。日々向き合っている編集部の方から「ありがとう」と言っていただいたり、改善要望をいただいたりすることで、モチベーションにつながっています。

エンジニアに求められる「コミュニケーション力」

――これから入社する方に求められる資質について教えてください。

プログラミングのスキルは確かに重要ですが、それ以上にコミュニケーション力が大切だと感じています。
私たちは「プログラマー」ではなく「Webエンジニア」として働いています。

編集部からの要望を正確に理解し、技術的な実現可能性を検討し、実装後には丁寧に説明する。
そういったコミュニケーションの積み重ねが、より良いシステムづくりにつながっていると実感しています。

5年後の目標 – より広い範囲でチームに貢献したい

――今後の目標を教えてください。

現在担当しているCMSの機能は、全体から見るとまだ10%程度だと感じています。5年後には、担当できる範囲を20%くらいまで広げていきたいですね。

また、AI技術への関心も高く、ChatGPTなどの要約機能やテキスト検索機能の実装にも挑戦してみたいと考えています。新しい技術を取り入れながら、メディアの価値をさらに高められるよう努めていきたいと思います。

何より、今は先輩方に支えられて仕事ができている立場ですが、ゆくゆくは自分が後輩を支えられる存在になりたいですね。

新卒エンジニア志望者へのメッセージ


――最後にイードを志望している学生に一言いただけますか?

技術の世界は日々進化しており、新しいことを学び続ける楽しさがあります。だからこそ、やりがいがある。特に自社開発では、自分が手掛けたものが直接ユーザーのもとに届き、その反応を身近に感じることができるのが魅力です。

場所や働き方にとらわれず、自分の可能性を追求できる環境で成長したい方には、ぜひチャレンジしてほしいと思います。

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