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「年齢を重ねても、挑戦するバイタリティを持ち続けたい」ー編集長とともに歩む、老舗映画メディアの23年とこれから

八木 杏奈2012年中途入社 映画メディア「シネマカフェ」編集長

映画メディア「シネマカフェ」の事業取得に伴いイードへ入社。入社1年目は同メディアの編集を務め、その後ITメディア「RBB TODAY」の営業を担当。「シネマカフェ」の副編集長を経て、現在は「シネマカフェ」に加え、2018年に事業取得した映画レビューサイト「coco」の編集長を担う。

–経歴を拝見すると、基本はずっと「シネマカフェ」を見続けていらっしゃるんですね。

 そうですね。現在は編集長として「今ユーザーが知りたい情報は何か」を常に考え、メディア全体の舵取りをしています。おかげさまで「シネマカフェ」は今年で23年目を迎え、インターネットの映画メディアとしては最古参の一つです。だからこそ、価値観が古くならないようアップデートを続けてきました。メルマガからWebメディアへと形を変えたのもその一つですし、2018年からは「coco」という映画レビューサイトとも連携して、独占試写会やオンライン試写会なども行ったりと、常に新しいことへ挑戦しています。 

–23年目…!歴史あるメディアなのは知っていましたが、そこまでとは思いませんでした。おっしゃる通り、いい意味で年月は感じさせませんね。これからもそうやって変化し続けながら成長していくと思いますが、さらに10年後はどうなっていたいですか? 

「シネマカフェ」と「coco」はエンターテインメント事業部という部署で運営しているのですが、今後は事業部全体を大きくしていきたいです。例えば動画配信サービスに限定したメディアなど、映画だけでなく、エンタメ関連のサービスの幅を増やしていくなども面白そうだなと考えています。そのためにも、今はまず「シネマカフェ」をさらに成長させていきます。 

–これからどう変化していくのか楽しみです。事業部の10年後について伺いましたが、八木さん自身の夢ってありますか?

仕事はもう生活の一部になってしまっていて、それが無い人生と言うのは想像ができません。きっとそれはこれからも変わらないと思うので、仕事もプライベートもバランスを取りながらどちらも充実させていきたいですね。あとは、年齢を重ねても、挑戦するバイタリティは持っていたいなと思います。

–「仕事の無い人生を想像できない」という言葉から、仕事を好きな気持ちが伝わります。  

好きですね。アイデアをカタチにして、それに対して反響をもらったときは、アドレナリンが出ているのを感じます(笑)イードに入社して8年のキャリアを積んできて、いいことも悪いこともたくさんありましたが、そのたびに成長していると実感しますし、やりたいことも明確になってきました。大変だけれど続けてこられたのは、仕事を通してそうやって成長できたり、自己実現につながったりしているからだと思います。 

–仕事が自己実現の場になれば、モチベーションにもなりますよね。日々業務を行う上で、大切にしていることなどはありますか? 

コンテンツ面においてもビジネス面においても共通しているのは、誠実に対応することと、最後までやり遂げることでしょうか。メディアと読者という関係性も、紐解いていけば人と人です。会社同士でビジネスの話をする上でも、フロントでやり取りするのは人と人ですし、そこの関係値はとても重要です。どちらにおいても信頼関係がとても大切だと思うので、誠意をもって取り組むことを意識しています。 

–「情けは人のためならず」という言葉がありますが、誠実さも必ず相手に伝わるし、それは巡り巡って自分にも返ってくる気がします。では最後に、新卒に対してメッセージがあればお願いします。 

面白いアイデアはどんどん形にしていきたいと思っているので、きちんと自分の意見を持っていて、行動に移せる人と働けると嬉しいです。2019年度入社の若手メンバーがいるのですが、彼女が活躍してくれているのも、目的意識を明確に持っていて、かつ行動に移すバイタリティがあるからかなと思います。特にアイデアをアウトプットするのがとても上手で、頼もしいです。あと新卒のみなさんに求めることとしては、これまでは映画やエンタメに興味を持っていることがベストだと思っていたのですが、最近はそこもマストじゃないかもと思い始めていて、むしろ様々な分野に興味を持ち、インプットした知識や経験を自分の仕事に活かすことのほうが大事かもしれません。新卒のときの“失敗”は重要な経験です。自分で自分の限界を決めずに挑戦を続けてほしいと思います。

–ありがとうございました!